バターケーキの生地をつくる時に、いくつかのポイントとなる事があります。
以下に、上手なバターケーキ生地を作るためのコツを記述していきます。
●バターが生地をしっとりさせます
バターケーキ作りのバターを練る際、泡立て器が軽く動くまで練らないと、中に空気が含まれない、重たい生地になります。
こうなると、キメがつまってバターケーキがふっくらしません。
生地をしっとりさせるには、バターを白く白くすることから始まります。
バターは風味とともに生地に柔らかさを与えます。
バターケーキのしっとり加減は、このバターにどれだけたくさんの空気を取り込むかで決まります。
●バターケーキの粉を混ぜるときのコツ
バターケーキの生地作りで粉を混ぜるとき、生地を底からすくい上げながら、切り込むようにさっくりと混ぜます。
練って混ぜるとグルテンの粘りが強くなり、かたいバターケーキになってしまいます。
バターケーキが膨らまないで沈んでしまった時は、小麦粉の粘りが出てしまった可能性があります。
粉を混ぜるときに粘りが出てしまうと、バターケーキがかたくなります。
生地が上手くできているときは、表面に切り込みを入れて焼くと大きく膨らみます。
バターケーキの表面が固いのは焼き過ぎです。
この場合は、焼き時間を加減してください。
●バターと卵の混ぜ方
バターケーキの生地を作るとき、バターと卵が分離してしまいます。
バターと卵は、もともと馴染みにくいのです。
バターと砂糖の量が少なくなるほど、分離しやすくなります。
バターのような油脂分は1度に多量の水分が入るとうまく混ざり合わず、水分と油脂に分かれてしまいます。
さらに、卵の温度が低いとバターが小さく分離してきます。
冷たい卵を加えるとバターが冷えて固まり、卵を含む力がなくなり、分離しやすくなります。
分離した生地をそのまま焼くと、もろもろっとしたバターケーキになってしまいます。
必ず卵は、室温に戻したものを加えるようにします。
卵は少しずつ何回かに分けて加え、徐々にバターとなじませるとなめらかな生地になります。
3回に分けて卵を混ぜるとすると、1回目はしっかりと混ぜ、2回目と3回目は力を抜いて軽く混ぜあわせることが、分離させないコツです。
分離した場合は、つなぎの小麦粉を少し入れて、さらによく混ぜてみてください。
