チョコレートとは、カカオの木(Le cacaoyer【ル・カカォ・ワィエ】フランス語)という意味です。
チョコレートの原料として有名なカカオの木は、学名をThebroma Cacao(ギリシャ語で「神の食べ物」の意味)といい、1720年スウェーデンの植物学者Linnaeusによって命名されました。
原産地はメキシコ・南米ブラジルのアマゾン川流域・ベネズエラのオリノコ川流域などと言われています。
生育に適するのは赤道の南北緯度20度以内、とくに10度以内が最適地で、標高300メートル以下・平均気温27度・年間雨量(平均降雨)約1300ミリ以上を必要とします。
チョコレートの原料であるカカオ・ビーンズを食べ始めたのは、古代メキシコ民族アズテック人です。
彼らは、とうもろこし、こしょう等をカカオ・ビーンズの粉末に加えて煎煮したり、すりつぶしてバニラで香りをつけ、どろっとした苦みのあるものにして愛飲していました。
これらはショコラートル(chocolayre)「苦い味」と呼ばれ、今日のチョコレートの語源となったのです。
チョコレートの製造方法は、2段階に分けて行われます。
通常カカオ豆からカカオマスといわれる、苦いままのカカオ・ペーストを作るのが、第1次加工。
カカオマスに必要な砂糖や粉乳等を加えて精錬し、なめらかな微粒状のチョコレートに仕上げるまでが、第2次加工。
チョコレート菓子は、第2次加工品である原料チョコレートを購入し、作られています。
★チョコレートの基礎知識★★★チョコレートのコーティングとは
チョコレートやケーキなどの表面を覆うことをコーティングといいます。
ホイップクリームやアイシングなどもコーティングの一種ですが、チョコレートを使う場合に一番使う言葉です。
チョコレートをテンパリングして使います。
