チョコレートには、いろいろな種類があります。
チョコレートの種類で代表的なものを、以下に記述します。
●ボンボン・オ・ショコラ(Bonbon au chocolat)
ボンボン・オ・ショコラとは、「ひとくちサイズのチョコレート」という意味です。
チョコレートの仲間、ボンボン・オ・ショコラのボン(bon)とはフランス語で「美味しい」という意味です。
このボンがふたつ重なってできたボンボンとは、「香りと甘みを加えたスイーツ(お菓子)」という意味があります。
●プラリネ(Le praline)
プラリネとは、ボンボン・オ・ショコラのセンター(中身)として利用されるチョコレートのことです。
プラリネを作るときはアーモンドかヘイゼルナッツ、あるいはこれらの二種類を混ぜたものを、あらかじめオーブンでローストしておきます。
これに砂糖を加えてカラメル上にして、さらに細かくつぶして、なめらかな芳香性の高いペースト状にするのです。
●ガナッシュ
ガナッシュとは、「チョコレートと何らかの液体(リキッド)」を混ぜたものです。
加えられる液体は水でも牛乳でも紅茶でもよいのですが、最適なのは生クリームです。
一般的にはチョコレートと生クリームを混ぜ合わせたものを、ガナッシュと呼んでいます。
沸騰させた生クリームと刻んだチョコレートを合わせ、よくかき混ぜて完全に溶かして作ります。
なめらかで、とろけるような舌触りのスイーツ(お菓子)です。
●トリュフ
チョコレートのトリュフとは、キャビアやフォアグラと共に、世界の三大珍味と言われるトリュフ(ヨーロッパ方面で採れる、高級な食用キノコ)に姿形が似ていることから、名付けられたチョコレート菓子です。
表面にかけるココアパウダーの苦みと、中のチョコレートの甘さが独特のハーモニーをかもし出します。
●オペラ
オペラとは、パリのオペラ座をイメージしたケーキといわれています。
ショコラ・カフェ・アマンド・ブランデーの甘さと香りは、楽器の奏でるハーモニーが聞こえそうなチョコレートケーキです。
●ココア
ココアとは飲み物、チョコレートとは食べ物と日本では区別されていますが、ヨーロッパでは飲む食べるの区別が明瞭ではありません。
現在のココア(カカオビーンズからカカオバターを抽出し、ココアをとる)は、1876年オランダのヴァン・ホーテンが考案したものです。
この頃には既に、今日のチョコレートに近いものが作られていました。
