洋菓子には様々な種類があります。
以下に、知っているようでよく知らないスイーツ(お菓子)の基礎知識について、ご紹介します。
●クレープ
クレープとは、もともと土地がやせていて小麦栽培ができなかったブルターニュ地方で、パンの代わりに食べられていた素朴な焼き菓子です。
主にそば粉を使って作っていたのが始まりです。
貴重な小麦粉で作ったクレープは甘く味つけして、スイーツ(お菓子)として食べられていたそうです。
そば粉で作るクレープは主に料理用で、「ガレット」と呼びます。
今でもブルターニュやパリのクレープ専門店では、スイーツ(お菓子)用は小麦粉で、料理用はそば粉でと分けて作られています。
クレープ生地は、作ってすぐに焼かずに半日くらいねかせましょう。ねかせることで粉がよくつなかってなめらかになり、のびがよくなります。
クレープは、温かいデザートの代表格というべきスイーツ(お菓子)です。
●マシュマロ
マシュマロとは、卵白を泡立てて作られたスイーツ(お菓子)です。
見た目もかわいくふんわりしていて、口に入れるとふわっと、とろけるような食感です。
もともとは、薄紅立ち葵(マシュマロー)の根から作ったことから、この名前がついたと言われています。
マシュマロの場合は普通のメレンゲと違い、卵白を泡立てたところにゼラチン入りの熱いシロップを加えます。
これを、コーンスターチの粉箱の中に、丸く絞って仕上げます。
●カヌレとファール
カヌレとは、フランスのボルドー地方のお菓子で、特殊な銅製の厚い型で、高温でまわりは焦げすぎくらいにカリッと焼き上げるスイーツ(お菓子)です。
ファールとは、フランスのブルターニュ地方の郷土菓子で、干しプラムを入れて分厚く焼いたものです。
生地はどちらもほとんど同じです。
●クラフティ
クラフティとは、フランス・リムーザン地方のスイーツ(お菓子)です。
季節のフレッシュフルーツを入れて、蒸焼きにするスイーツ(お菓子)です。
