クッキー生地の焼き方には、主に3種類の方法があります。
クッキー生地をそのままスプーンで天板に落として焼き上げる、「ドロップクッキー」。
生地を冷蔵庫に入れて約30分休ませてのし、型で抜いて焼き上げる、「型抜きクッキー」。
生地を冷凍庫に入れて冷やし固め、薄くスライスして焼き上げる、「アイスボックスクッキー」。
クッキーが焼きあがった後の歯触りで分けると、
口当たりがやわらかい「ドロップクッキー・ブラウニー・スノウボウルなど」はソフトタイプクッキー。
サクサクッとした歯触りの「型抜きクッキー・アイスボックスクッキーなど」はハードタイプクッキー。
となります。
●クッキーを焼く場合の注意点
クッキーを焼く時は、170〜180度のオーブンで10〜15分が目安です。
オーブンの温度が低すぎても高すぎても、上手に焼けません。
クッキーの底生地が焦げてしまう場合は、オーブンの下火が強いのかもしれません。
途中、8分くらいで必ず窓から様子を見て、天板の向きを変えたり、もう1枚天板を入れたりして火加減の調節をします。
中が焼けずに焦げてきたら、アルミ箔で覆って中まで火を通します。
クッキー生地の厚さが違ったり、大小がある場合も、一様には焼けません。
この場合は、先に焼けたものから取り出しましょう。
温度が高すぎる場合、たとえば5分以下で焼き色がつくようでは、クッキーがさっくりふっくらする時間がないまま、焼き上がってしまいます。
オーブンに合わせて温度調節をしてください。
●クッキー生地を天板に並べるときの注意
クッキーなどの生地を天板に並べるときは、少し間をあけて並べます。
焼いている間に生地がふくらんで、くっついてしまうことがあるためです。
●オーブンの余熱は20℃プラスすること
それぞれのスイーツ(お菓子)には良い状態に焼き上げるための適温があり、この温度をしっかり保つことが大事です。
しかし実際には生地を入れるときに扉を開けるので、外の空気が入って庫内温度を確実に下げてしまいます。
また、生地が冷たいために、さらに庫内温度を下げることになります。
そこで、予熱温度を実際に焼く温度よりも20℃高めに設定し、生地を入れてから設定を20℃下げて焼くという方法をお薦めします。
ただ、一度に焼く生地の量やサイズ、オーブンの機種によって適正温度と時間は異なるので、必ず状態を確認しながら焼いてください。
●焼き時間はあくまでも目安です
焼き時間はオーブンによって違うので、様子を見ながら焼いてください。
まずクッキーの焼き色を見ます。
早いうちに焦げるようなら、アルミはくをかぶせてください。
焼き上がりの時間になり、ほんのりといい焼き色がついたら、クッキーは完成です。
