シュークリームには不思議なことがいっぱいあります。
以下に、シュークリームの豆知識について記述します。
●シュー皮は、どうして空洞になるのでしょうか？
シュークリームの生地は、オーブンで焼く前に、一度「しっかりと煮る」ことで火を通します。
それには、小麦粉のでんぷんを糊化させる目的があります。
糊化させたシュー生地は、お餅と同じように「プゥ」と膨らみます。
オーブンで焼くことによって、中の水分が蒸発し、水蒸気が外に出られなくて皮を膨らませます。
膨らんでも、破裂しないで保てるのは、卵のコーティング作用が皮の内側にされているからです。
●シュークリームの正しい食べ方は？
シュークリームには食べ方があるのでしょうか？
よく、ふたになったシュー皮でクリームをすくって食べるなどといわれますが、基本的にこれが正解、という食べ方はありません。
確かにシュークリームはクリームが飛び出したり、シュー皮がフォークで切りにくかったりして、美しく食べるのは難しいものです。
無難な食べ方は、いきなり真ん中から切らずに、端から少しずつ切り分けて食べる方法です。
もちろん、大きな口で、一気にかぶりついてもＯＫ。
●シュークリームの食べ頃と保存期間
シュークリームの食べ頃は、出来上がった直後です。
シュー皮は、焼き上がってから１時間くらいおき、あら熱が取れたくらいが一番おいしくいただけます。
カスタードクリームは出来上がった直後がいちばんおいしいので、シュー生地を焼いている間にカスタードクリームを作り、仕上げた直後が食べ頃でしょう。
クリームを絞って仕上げたら、おいしく食べられるのは１日限度。
日持ちはしません。
「すぐにたべられない場合」は、冷凍保存がおすすめです。
保存期間は、焼きあがってあら熱がとれたシュー皮、カスタードクリームのいずれも、冷凍庫で２週間くらいが目安です。
密閉容器などに入れて保存しましょう。
いただくときには冷蔵庫で解凍します。
シュー皮は、オーブンで軽く温め直すと良いでしょう。
●焼いたシュー皮の保存法
密閉容器にラップを敷き、その上にペーパータオルをおいて横半分に切ったシュー皮をのせます。
再びペーパータオルとラップを順に重ねてふたを閉め、冷凍庫へ。
または、１つずつラップで包んでからフリージングパックに入れましょう。
冷凍庫で約２週間保存できます。
解凍する時は190度にあたためておいたオーブンに入れ、約５〜６分加熱します。
少し冷まして、お好みのクリームを詰めてください。
