葛餅(くずもち)は日本古来からの和菓子です。
以下に、葛餅(くずもち)に関する豆知識を記述します。
●葛餅(くずもち)の蜜の利用法
元祖・葛餅(くずもち)「船橋屋」の看板文字は、作家の吉川英治が書いたもので、生涯唯一の大文字といわれています。
吉川英治はお店のお得意だったことで、ほかにも西郷隆盛や芥川龍之介、政治家などがお客様だったそうです。
その吉川英治は、「船橋屋」の黒糖蜜をパンに塗って食べていた、といいます。
パンケーキにメープルシロップ。
パンに黒糖蜜。
食べてみると、意外に美味のような気がしますね。
●葛餅(くずもち)と甘酒のこと
葛餅(くずもち)は夏、甘酒は冬。
と思っている方が多いと思います。
冷たくて、つるんとした口当たりから、夏の和菓子と思われている、葛餅(くずもち)。
本当のことを言うと、これは冬のお菓子なのです。
葛(くず)の収穫時期というのは、本当は秋だからです。
そして、甘酒。
現代では冬の暖かい飲み物ですが、江戸時代には夏の飲み物でした。
大阪や京都では夏の夜だけ、甘酒売りが町を売り歩いたそうです。
★和菓子の基礎知識★★★スイーツ(お菓子)ことわざ和菓子編
◇甘い物に蟻が付く
甘い物には蟻がたかるように、うまい話、利益のある所には人が寄ってくるということ。〔類句〕蟻の甘きに付くが如し
◇飴で餅
餅はそれだけでもおいしいのに、さらに飴をつけて食べる。
話がうますぎる、都合がよすぎることのたとえ。
「飴で餅食う」ともいう。
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