ゼラチンを使って上手にスイーツ(お菓子)を作るには、いくつかのコツがあります。
美味しいスイーツ(お菓子)をつくるために、ゼラチンの使い方について以下に記述します。
●ゼラチンの加え方について
ふやかしたゼラチンの加え方は、ベース液の温度によって変えます。
◇そのまま加える場合
べース液は煮立っている必要はありません。
50℃であれば、完全に溶けます。
◇湯せんで溶かして加える場合
20℃以上のベース液には、湯せんで溶かしたゼラチンをそのまま加えましょう。
ベース液が15℃以下の場合は、溶かしてあっても混ざりにくいので、ベースの一部を溶かしたゼラチンを合わせて、いったんゼラチンの濃度を薄めてから加えます。
●柔らかさはゼラチンと液体の量で変わります
クリームやジュースを冷やし固めたお菓子が、冷たいスイーツ(お菓子)の代表といえます。
美味しさの決め手は、口あたりのなめらかさ。
液体を固めるには、ゼラチンなどの凝固剤を使いますが、分量を正確にしないと、口当たりが変わってきます。
液体と凝固剤(ゼラチンなど)の比率によって、固まったときのかたさは違ってくるからです。
レシピは、使う素材の味を生かす配合が示されていますので、計量は正確にしてください。
●計量カップの大きさ
冷製スイーツ(お菓子)作りの中心となる牛乳やジュースの液体は、200cc〜500ccとたっぷり使うので、計量カップを使います。
カップは500cc入りと200cc入りの2個を容易しておくとよいでしょう。
一般に市販されている生クリームや牛乳は、パッケージに容量が示されていますので、買うときはそれを目安にします。
粉ゼラチンは、1袋5グラム入りの小袋が一般的です。
大さじ1杯で10グラムと覚えておくとよいでしょう。
★冷製スイーツ(お菓子)の基礎知識★★★寒天とは
寒天とは、テングサなどの紅藻類を煮溶かして固めたものを言います。
ゼリー作りのとき、ゼラチンの代用として使うことができます。
【寒天の戻し方】
◇粉寒天
沸騰した湯に入れてかき混ぜながら煮て溶かします。
◇棒寒天
ほぐして水で柔らかくなるまで戻してから煮ます。
