パイを焼く時にも、いくつかのポイントがあります。
上手にパイ生地を焼くために、代表的なコツを記述します。
●パイを「空焼き」するとき
※原則的にはレシピに従ってください
パイはフィリング(パイの中身)を詰める前に、空焼きをすることがあります。
パイ生地だけを先に焼いておくと、底の生地が生焼けにならないからです。
パイ生地は焼き縮みが大きく、底に厚みも出てしまうので、「重し」をする必要があります。
アルミ箔、あるいは、パラフィン紙を生地を敷いた型の上に密着するように張り付けます。
これに「重し」(米や豆)を乗せて焼きます。
レシピによって、しっかり焼く場合、あるいは、途中まで焼く場合があります。
フィリング(パイの中身)を詰めるだけの場合、あるいは、フィリング(パイの中身)と一緒に再度焼く場合によって、作り方に違いが出ます。
●パイがうまく膨らむように焼く方法
パイ生地の表面に、ハケで溶き卵を塗る時は要注意です。
パイ生地の切り口に卵がつくと、生地は膨らまなくなってしまいます。
編んだリボン状のパイ生地の側面は切り口ですので、その側面には卵が絶対つかないように気をつけましょう。
●パイをサクッと焼き上げる温度・時間について
パイ類の焼き上げ温度は、200〜220度です。
パイは他のケーキなどより高温で、カラリと焼き上げます。
低い温度では、層に膨らむ前にバターがしみ出してきてしまうからです。
ことにパイは温度がたりないと、バターが天板にとけ出してしまい台なしです。
焼く時間は、パイ生地の量によって違います。
レシピを参考に、オーブンの具合を見計らって焼いてください。
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