プリンを上手に作るためには、いくつかのポイントがあります。
美味しいプリンをつくるために、以下にプリン作りのコツを記述します。
●生地は必ず「こす」こと
プリンをなめらかにきめ細かく作るためには、混ぜ合わせたプリン生地を「こす」ところがポイントです。
こしていないプリン生地は、卵や砂糖の粒子・混ぜたときに入る空気の気泡など、目には見えなくても「仕上がりのよさを邪魔する」ものがいっぱいあります。
こさずに蒸してしまうと、口当たりも悪く、ブツブツと小さな穴が開く原因にもなります。
できるだけ細かい目のこし器を使い、ゴムべらなどを用いて丁寧にこしましょう。
●蒸し器で、または、オーブンでプリン作り
プリン作りには、「蒸し器を使って、蒸し焼き」する場合と「オーブンを使って湯せん焼きする」、ふたつの方法があります。
どちらでもでき上がるのですが、それぞれに特徴があります。
まず、蒸し器の一番の特徴は「なめらかに仕上がる」ことです。
レシピの特徴としては「プリン生地に水分が多く、甘味を強調しないもの」が、蒸し器に向いています。
オーブンの特徴は「甘味が強く仕上がる」ことです。
レシピの特徴としては「プリン生地に水分が少なめのもの」です。
かぼちゃプリンなど野菜の甘味をいかして作る場合や、ココアプリンのようにプリン生地にスポンジを混ぜたりして、水分の少ないものはオーブンに向いています。
どちらでもでき上がるので、同じレシピでそれぞれを試し、食べ比べてみるのはいかがでしょうか?
蒸し器がない場合は鍋を使って代用することもできます。
●プリンを型からきれいに外す方法
プリンを型からきれいに外すために、下準備として「型の内側にバターを塗る」という作業が必要です。
蒸し終わったプリンは冷ましてから、プリンと型の間に竹串や薄いナイフをぐるりと入れます。
そして型の上に皿を伏せてのせ、型と皿をしっかり持って手早くひっくり返します。
この方法はゼリーなどの冷やし固めたものを器にあけるのと同じやり方です。
プリンは柔らかいほど型からキレイに出すのがむずかしいのです。
