スポンジケーキ作りの際に、知っていて損はない豆知識について記述します。
美味しいスポンジケーキを作るための、参考になさってください。
●真ん中がへこんで中が生焼けになるとき
材料の計量に間違いはない、焼く時間も間違っていない場合、原因は何でしょうか?
おそらく、これは薄力粉を「混ぜすぎ」たときに起こる失敗です。
薄力粉は、さっくりと加えます。
卵を泡立ててから薄力粉を加えるとき、さっくりと混ぜ合わせずに練ってしまうと、このような失敗が多く見られます。
スポンジケーキは、卵の起泡性(ふくらむ力)を利用して焼くケーキです。
練るようにして薄力粉を混ぜてしまうと、せっかく泡立てた卵の泡が消えてしまい、いったん膨らんでもすぐにしぼんでしまいます。
卵がふくらまないので、真ん中がへこみ、しかも中が生焼けのスポンジケーキになってしまうのです。
卵はよく泡立て、粉を加えたら粘りが出ないようにさっくり混ぜます。
●焼く前のスポンジケーキ生地が余ったとき
◇小さな型で焼く
分量を守っても使う型の微妙な大小によって、余ってしまう生地。
もうひとつ焼くにはとうてい足りないので、ついつい捨ててしまいがちです。
でも、小さなアルミカップに生地を流し入れて焼けば、立派なケーキになります。
市販されているマドレーヌ用の固めのアルミカップを使うと、型を汚さずにすむので便利です。
◇好きなジャムを混ぜて焼く
プレーンな生地のままでもおいしいですが、ジャムを加えると、またひと味違います。
ジャムは好きなものでいいですし、ほかに、チョコチップやドライフルーツをトッピングしたり、生地にココアや抹茶を混ぜて風味をつけることができます。
オリジナルのアレンジで、スポンジケーキのバリエーションを広げてください。
●スポンジケーキの保存方法
焼き上げたスポンジケーキは充分冷まし、デコレーションをしない状態のまま、ラップでぴったり包んで密封します。
そうすると、冷凍庫で約1〜2週間保存できます。
冷凍庫の方が、冷蔵庫より固くならずに保存できます。
次回に使用する場合は、前日に冷蔵庫に移しておきましょう。
その後、室温で自然解凍すると、再び美味しくいただけます。
