タルトとは、フランス語で浅い円形の型を意味します。
タルトは、古代ゲルマン族が夏至祭りのときに、太陽に似せて作ったという説があります。
浅い円形の型を使って作ったスイーツ(お菓子)は、すべてタルトと呼ばれていました。
現在では、詰め物を生地で包んで焼いたケーキのことを、タルトと言います。
型に生地を敷いて空焼きしてクリームやフルーツを詰めたもの、あるいは、敷いた生地に直接フィリング(詰めもの)を流して焼き上げるもの、という主に2種類のつくり方があります。
タルト生地を型に敷いて焼き、中に詰め物をしたもので「大きいものをタルト」「小さなものをタルトレット」と言います。
サクッとした歯ごたえが特徴で、世界中に愛されているスイーツ(お菓子)です。
また、タルト生地の種類には、以下のようなものがあります。
●パート・シュクレ
●パート・ブリゼ
●アメリカン・スタイル(フイユタージュ・ラピッド)
●パート・フィュテ
これらは中に詰める具材によって、使い分けられます。
型に敷くタルト生地としては、甘味のある「パート・シュクレ」、甘味のない「パート・ブリゼ」が代表的な生地となっています。
「アメリカン・スタイル(フイユタージュ・ラピッド)」と「パート・フィュテ」は、主にパイ生地として使われています。
★タルトの基礎知識★★★ピケとは
タルト生地を焼くときに、フォークの先や専用のピケローラーで底や側面の生地に、空気穴をあけることをピケといいます。
ピケはタルト生地を焼いたときに、生地を浮き上がりにくくする役割があります。
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